第103回二科展
戸狩 公久
「津 軽」
北国の冬、深々と降る雪模様の漁港を描き続ける。突堤を横に配し、灰青色に包まれた中に赤茶の誘導塔が立ち上がり、大きな船が黒々とした舷側をみせて停泊している。静謐に満ちた港に音もなく雪が降り積ってゆく。(中)