2005春季 創展 

 

 

島田三郎

「 界 」

 

 化石化した花群の中へ、赤い糸を引いて一匹の蜘蛛が下りていく。

足長の蜘蛛は、凝結してしまった花々にとまどい、行き場を思案して身を固めている。

動くものの無い、無色の界にただ一本の赤い糸。