堀 江  進 展  ーMUGENー

 DRIFT(漂流)シリーズからREVIVAL(復活)シリーズに移行したのは5年前のこと。塊として表現した世界をパーツ化して再構築する。かつて何らかの商品でうち捨てられた物を、形を変化させ、色を与えることで復活させたパーツである。そして今年表現空間を平面から立体へと飛躍させ、「MUGEN」とした。白いギャラリーの空間が異空間に変貌する。堀江進の世界がそこにあった。壁面も床も氏にとっては等価値である。白と黒と錆茶を基調に、貼り付けられた布・紙を通して様々な色をのぞかせた長形の作品から、24点の小作品が壁を巡り床を這い傾斜した2m超の大作につながっていく。対角の壁面にはサムホール大の梱包された作品、2段展示の中作品が整然と規則正しく並ぶ。動と静、極彩色と無彩色のバランスは日本的感覚とは異なる新感覚と言えるだろう。 (松)

   ■10月15日〜21日  ■銀座 Oギャラリー

  「MUGEN」