第59回一線美術会展

 

有村 隆雄

「高原の春」

 木々の葉も下草もいっせいに萌え、冬の陽のもとに緑のグラデーションが協奏曲を奏で、いきいき溌剌とした気に満ちている。老樹は木肌も黒褐色にその存在を確かにし、遠き山の残雪も処を得ていよう