第69回一水会展
佐伯憲臣
「 荒川の秋II」
空にはまだ明りが漂うが、陽が落ちて川原には夕闇が迫っている。
晩秋の川原は枯れた芒や枯木で茶褐色化し、対岸の土堤も家も逆光で黒々と沈んでいる。
何の音もせず静かな景に秋の一刻を確かにつかんだ。