第68回一線美術会展

 

藤尾 栄

「三島の早春」

 

 黒々とした大地にようやく萌えはじめた木々、早くも瑞々しい緑を呈する畑、その向こうの明け染める空を背に太平洋に白帆が浮かぶ。朝の散歩で見馴れた景なのだろう。早春の匂いが存分にただよい立ってくる。(中)