第62回一線美術会展
齋藤里世子
「望 郷」
故郷を離れて、いつの間にか年老いてしまった老婆が物思いに佇む。生活を背負ってきた苦労がその曲った背に漂う。3・11で生地を離れた人々と心がリンクし、大きな寂寥感を感じる。確かな描写力である。