第56回記念一線美術会展
上野 直雄
「05潮風」
闇のたれこみそめる空の下に向こう岸の家々が沈もうとする、そんな刻限の静かな船溜り。
水面に映す船影が情感を誘うが、手前の波止場に留まる明りが画面に転調をもたらせて明晰さをうみだした。