第57回一線美術会展 

 

上野 直雄

「潮 香」

 暮れなずむ波止場、漁を了えた船が陸で憩っている静かなひととき。

枕木や網が浜辺にリズムとアクセントを付け、二つの突堤や遠くの岬がジグザク構成となって目線を奥へ運ぶ。

静かだが満ち足りた刻。