第58回新協展

 

濱崎眞佐子

「 刻の記憶 」

 

 三つ縦に並んだ家紋が、煤けた板戸に刻印されて、長い時を経たイメージを呼び起こす。垂直・水平の構成にこだわり、静謐な空間に流れ去った時代がたっぷり包含されている。シンプルにして豊かだ。(中)