第35回日展

洋画

 

 

島田 利一 「海浜(犬吠埼)」

 

 ぐいぐいと骨太な筆致で絵具を盛られた岩礁 は、まるで生きモノのように、そこにみずからの存在を主張して堅牢だ。

海は白波を立て空も激しく騒いでいる中で、岩場のこちら側にいる画家は安心だ。信頼と確心ある描写 だ。