第40回日展

島田 利一

「甲州路晩秋」

 早くも雪を冠した甲斐の高山は晩秋の陽に照り返り、街道沿いの木々や草々や黒や茶、黄に枯れ色を呈し、晩秋も深いことを語っている。そんな寂寥たる景を払拭するかのように闊達な筆致が跳梁する。