大 橋 昌 子油絵展
■ 3月9日〜14日
■ 銀座 ギャラリームサシ
一昨年、アートスペースGINZA5で初個展を開催した大橋昌子さんの第2回個展である。
大橋さんは94年以来元陽展を大作発表の場としてきたが、08年に退会、個展での活動に切り替えて今展開催の運びとなった。展示作は94年の「カイロ」、00年の「スピリット&ミステリー」、03年の「革命(ショパン)」など一部元陽展出品作に、紹介の「マリアカラス(100号)」を中心として「マルタ」、「クリショバの祈り」、「クロイツェル・ソナタ」、「祈り(ルーマニアにて)」、「月に憑かれたピエロ」など今年の新作約10数点が並んだ。
大橋さんの作品は音楽家をモティーフしたものが多いが、単彩化された色配も実にリズム感に溢れる。大作、小品と2点を挙げた。
手折れたバラに悲しい笑みを投げる20世紀最高のソプラノ歌手マリア・カラス、非運の歌手へのレクイエムである。「祈り」は大聖堂の内部を迷宮的空間とした。原色の集積から中間色のトーンに拡散しメランコリックな物語を描く。(松)
