第55回新世紀展

池田賞(船岡賞)

伊藤 勇夫

「大和棟1」

 

 奈良橿原か、切妻の草葦、屋根瓦、漆喰の白壁と焼杉。白とグレーに赤茶のコントラストで累々と積み上げられた構成である。丹念な描法で覆われたタペストリー様の画面は、歴史も人の営みも包含しているのだろう。